2006年4月9日
4月9日神山町の森林公園は桜が満開となっていた。公園に入る進入道路から山頂広場までたくさんの桜が美しい花を咲かせていた。その数は3000本といわれている。県下有数の桜の名所である。今年は雨が多く不順な天候が続いている中、この週末の天気は比較的恵まれて多くの花見客が訪れた。名東郡医師会では会員とその家族、従業員らの親睦、交流、健康増進を目的に桜を見ながらウォーキングする会を開催している。過去2年間は徳島中央公園、眉山にて行ったが、今年は地元に近い神山森林公園で開催した。
この日は多くの人出が予想され、早い時間帯から行動したほうがよいとの判断で9時過ぎに森林学習館前に集合した。ここには「標準開花宣言桜」の美しい枝垂れ桜の木が私たちを待ち受けていた。この時すでに大勢の花見客は集まっていた。その中には朝早く来て、朝食をここで食べたという人もいた。日本人は桜、お花見が大好きである。9時半ごろに私達20人(大人15人、子供5人)は約3時間コースのウォーキングに出発した。
大勢の人ごみの中、左回りに桜並木のある広場をゆっくりと歩いていった。ほとんどの木は満開でしかも散っておらず、たくさんのソメイヨシノ、山桜、右近桜などの花を観賞した。約半周後、「みはらしが原」行きの坂道に入った。そして「つばきの道」という遊歩道に進むと、まだまだ美しさを保っている赤やピンク色の椿の花にも目を奪われた。その後「つばきの道」の途中から「みはらしが原」に至る階段を上がった。下にある広場は大勢の花見客がいたが、ここには数人の人がいただけであった。360度見渡せる気持ちいい原っぱであるが、この日の視界は今一つであった(黄砂の影響あり)。しばしここで小休止した後、満開の桜は全然ないがヤマモモの木などを見ながら「みはらしが原」をゆっくりと歩いた。
その後坂道を下り、駐車場近くから水車小屋、山桜群生地を目指した。途中「大ヤマモモの木」を見に行った。ヤマモモの木は徳島県の木として有名であるが、この木は恐らく最大級であろうと思われた。ここから水車小屋に向かう予定であったが、私が道を間違えてその手前の険しい山道を進んだ。結局山桜群生地には到達したが、そこに至る道は急坂で、幾人かの参加者はここで疲労困憊したようである。その後「泉の広場」に着いたときは皆さんかなりぐったりとした表情になっていた。数人はここで引き返し、残りの人はここから山道を歩いて「北の展望台」に向かった。途中にはレンギョウの黄色い花が鮮やかに目に飛び込んできた。そこで小休止した後、広場の桜の木の下にて全員で花見弁当を食べる予定となっていた。
しかしながら肝腎の出前の弁当はなかなかやってこなかった。腹ペコを訴える子供たちの気持ちは機嫌が悪くなったり、かなりの運動した皆さんはがっかりとなった。というのもこの日森林公園の人出は約1万人もあった由。駐車場に至るまでに車が長蛇の列・・・下のレストラン「やすらぎ」からずっと車は連なったという。出前の人はかなり早く店を出発したらしいが、大渋滞に巻き込まれ、弁当が到着したのは40分ぐらいオーバーしていた。それが到着した後は皆さん元気となり、美味しい花見弁当を満喫した。弁当を食べながら最後は簡単な自己紹介をしたり、「しりとりゲーム」をして楽しく過ごすことができた。この時小学2年生のH君がはりきって「しりとりゲーム」の主役となり大いに座を沸かせてくれた。いろいろトラブルはあったが、楽しいお花見とかなりの運動量のウォーキングをした後美味しい花見弁当を食べて充実した一日を過ごすことができた。皆さんコレに懲りずに来年もやりましょう!